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2015年度プロジェクト

 
武蔵野・多摩プロジェクト
 

2014年度までの成果を踏まえつつ、2015年度は[日野プロジェクト] 、[源流プロジェクト]を柱に活動を行う。

[詳細]

 日野プロジェクトは2011年度まで実施された日野市連携事業を継続するものとして、市民、行政とともにまちづくり研究会や地域活性化のための活動等を展開していく。

 

 

日野プロジェクト

2006年度にスタートした日野市における調査・研究活動及び2009年度から2011年度までの日野市と法政大学との連携事業「水の郷・日野の地域活性化プロジェクト」から『用水のあるまち−東京日野市の水の郷づくりのゆくへ』、『水の郷日野−農ある風景の価値とその継承』の発刊を行い、仲田の森遺産発見プロジェクトなどによる環境資源、歴史的資源の再評価などを行ってきた。さらに市民の意識啓発、人材発掘、交流の場として日野塾(『水の郷日野』をテキストとしたまちづくり塾)を開催してきた。 2012年度は日野塾にて「水の郷エコミュージアムマップ」として日野市内3エリアの用水路マップを作成し、さらに市の委託事業により「日野50年ビジョン」の作成を行った。

2013年度は主に下記事業を実施及び支援する

 

http://musasinotama.blogspot.jp/

 

[詳細]

(1)水辺のある風景 日野50選事業(委託事業)
(2)蚕糸試験場日野桑園第一蚕室の建物調査支援
(3)日野塾「水の郷エコミュージアムマップ−日野用水編」作成支援

     
源流プロジェクト 
     

多摩川源流小菅村を対象とした源流プロジェクトは2007年にスタートして現在まで継続して活動している。源流域は水をつくる場所であり、東京再生や水辺再生という枠組みを考える際に、その原点となる場所である。しかし、過疎高齢化の進む現状に対して地域再生の課題は多い。本プロジェクトでは、東京農業大学や東京学芸大学など、他大学とも連携して地域再生に取り組んでいる。

[詳細]
  1. (1)景観調査や景観計画づくり、景観協議会への参加、などの景観再生活動
  2. (2)クラフトデザインワークショップなど源流資源の発掘
  3. (3)「東京源流展」の開催等、多摩川上下流交流の支援
  4. (4)ワサビ田再生の調査及び復旧、ワサビ食品の開発支援
  5. (5)森林再生木遣いプロジェクトの支援、木の家づくり、古民家調査、皮むき間伐 など
  6. (6)学生による「青空図工室」活動、地域周遊イベント「ゆー路」の実施
  7. (7)源流まつりの運営協力

 

     
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東京都心プロジェクト
 

 これまでの研究蓄積を活かし、外濠および墨田・江東地区プロジェクトに飯田橋プロジェクトを加え、都心水辺からの地域再生の大きなビジョンを構築していきたい。

 

千代田学
   

 東京都千代田区と連携し、千代田区に関する事象を調査・研究する事業。
 本年度は、都心部における水を中心とした都市環境の成り立ち、災害履歴を含む変遷過程等を、地図を共通基盤とするデジタル都市アトラスを構築することを通して各々の地区を位置づけ、都市環境インフラとして水を考慮した都心再生のあり方を探る。

[詳細]

 千代田区には、現在、内濠、外濠、神田川、日本橋川といった江戸時代初期に建設され、その後の江戸・東京の発展の礎となった江戸城の濠および都市河川が存在している。これらの水部は、今日では東京都心に潤いを与える水辺・緑地をかたちづくっているとともに、貴重な歴史的・文化的資源である。しかし、水部は場合によっては縁辺部に対して災害リスクを与えるところでもある。本事業は、地図を共通基盤とするデジタル都市アトラスを構築することを通して、都心部における水を中心とした都市環境の成り立ち、及び災害履歴を含む変遷過程を明らかにすると同時に、空間的多様性を重視する中で各々の地区を位置づけ、都市環境インフラとして水を考慮した都心再生のあり方を探るものである。
本事業で対象とする地域は、千代田区を中心とする都心部であり、水部として@内濠、A外濠、B日本橋川、C神田川、が含まれる。これらの水部と併せて、地域の緑地、歴史的・文化的資源、および災害リスク等に関する基礎的資料を共通座標によるデジタル都市アトラスとして集約化させ、災害リスクをふまえた都市環境の再生の在り方について検討を進めるものである。      
本事業の背景については、以下の3点に集約される。


(1)千代田区では、都市・地域の全体像を視覚的に把握できるようなまとまった地図資料の刊行が少ない。地域の全体像を総合的に俯瞰できる共通座標によるアトラス(主題図集)が存在すれば、街づくりに対して基本認識の共有、意見交換のための共通基盤として活用できる。


(2)法政大学ではこれまでエコ地域デザイン研究所の活動を通して、さまざまな研究成果を書籍や報告書などとしてまとめてきた。その中には地図として表現された資料も多く、都心部にかかわるものも少なくない。それらの地図資料の集約化を図ることにより、参照を容易にするだけでなく相互比較などによる新たな知見を創出することができる。

 

(3)デジタルメディアとしてのデジタル都市アトラスは、紙メディアに比べて,縮尺変換、投影変換、相互比較、情報検索など操作性が増し、また、ネットワーク化により情報交換が容易となる。これらの新たな機能は、今後の参加型の街づくりにおいて必要とされる空間表現力の支援につなげることができる。

 

飯田橋プロジェクト
   

 飯田橋は外濠と神田川、日本橋川の交点であるが、幹線交通路が多数交差する地域でもあるため、交通空間に支配され、都市空間として、また水辺の空間として良好な環境とはいえない部分もある。 当研究は数年後とされる都市計画道路放25の供用をとらえ、交通空間の整除を行うことで、神楽坂地区などとともに飯田橋地区に快適な環境空間を創出していくための条件整理と方策を見いだすことを目的として進めるものである。

 

墨田・江東地区プロジェクト

   

 墨田・江東地域は、江戸時代より地域内を水路が網目のように走り、水とともに発展してきた地域である。下町独特の文化やものづくりの精神が受け継がれると同時に、若手アーティストなどにより新たなアートの創造の場としても注目を集めている。これまでは、水の都市としての変遷などの調査・研究作業を中心に行い、2011年度はその成果を踏まえて、2050年の都市の姿を提案するプロジェクトを実施し、丸ビルにて開催されたUIA関連イベントにて展示を行った。 2012年度は、より地域と密着し、水の都市・東京の再生へと向けた取り組みを行っていきたい。具体的な地域として、江東区深川の深川資料館通り商店街を舞台に、商店街の方々と協力しながら、これまでの研究成果を用いて、水の都市・江東の魅力を伝えられる実践的な活動を実施する。

 

外濠市民塾

   

 外濠は都心の貴重な水辺であるにも関わらず、現在の姿は望ましいものとは言い難い。エコ地域デザイン研究所における外濠に関する研究の蓄積を生かし、外濠近傍に在住・在職する市民や外濠周辺に立地する企業の参加を募り、レクチャー・まちあるき見学会・ワークショップなどを定期的に行う。これにより外濠に関する共通認識を深め、外濠の将来像を語る場を醸成することを目的とする。市ヶ谷の地元企業である大日本印刷とエコ研の協働をベースに、外濠と関係の深い個人や企業市民の輪を広げていく活動である。

第4回外濠市民塾(2014.10.18実施)報告書
第5回外濠市民塾(2015.4.11実施)報告書

 

外濠市民塾facebookページ
https://www.facebook.com/sotobori

 

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2014年度の研究体制

 

2013年度の研究体制

 

2012年度の研究体制

 

2011年度の研究体制

 

2010年度の研究体制

 

2009年度の研究体制

 

2008年度の研究体制

 

2006年度までの研究分野毎の研究体制

 

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